グラブは野球用具の中でも特別な用具です。自分の手に馴染んだ使いやすいグラブは安定したプレーを生み更なる技術向上の助けになります。また、柔らかくする(型を付ける)時間が必要で購入してもすぐに使えないのも他の用具とは異なります。 新品状態のグラブが手に馴染むものに育っていくのか?一見しただけでは普通の人にはなかなか想像出来ません。

下記の条件を満たしていれば手馴染みの良い型付け(使いやすいグラブを作ること)が可能だと当店は考えています。

(1)グラブの素材全てが「天然皮革」である。(平裏革、ヘリ革も合成皮革でない)

(2)本体革に良い革特有の弾力とコシがある。(ゴムのように柔らかすぎない)

(3)グラブ芯(親指・小指)がしっかりしている。(フニャフニャしてない)

この条件を満たすグラブは総じて高価なものが多いですが、価格差以上の価値があると思います。購入前にお店の店員さんに確認してみましょう。あとはグラブの大きさ、色、デザインで選べば大丈夫です。好きなプロ選手モデルや好きなデザインなど、使っていて気持ちがいいグラブが自分にとってベストなグラブだと思います。

 

当店で販売するグラブは自信をもってオススメ出来る(使いやすいグラブになる)ものを販売しています。1万個以上のグラブ型付けを行ってきた経験から間違いないものを選んでいますのでご安心下さい。

 

 

【小学生の選手へ】  

 

 

 

小学生にとってグラブ選びの一番大事なことは体に合ったものを選ぶことです。ついつい成長を考えて大きめのものを選びがちですが、使いやすい(捕球しやすい)グラブはプレーに余裕が生まれ、技技術的にも色々なことを吸収しやすくなると思います。そして野球が楽しくなり好きになってくれるでしょう。捕球が上手く出来ないと周りから色々言われて混乱してしまいます。まだ身体能力に大きな差があるわけではありませんので使いやすい道具を与えてあげることは大事なことだと思います。

 

 まだポジション別グラブを選ぶ必要はありませんので、グラブの大きさが合っていれば好きなプロ選手モデルであったり、好きな色であったり、お子さんの気に入ったもので大丈夫です。 オススメは天然皮革(牛革)のみを使っているグラブです。特に平裏部分(手の平があたる部分)に牛革を使っているかがポイントです。入門用の安価なグラブは牛革ではなく豚革や合成皮革などを代用しており手の馴染み方が全く違います。

 

当店は「子供用グラブは絶対に型付けをするべき」と考えております。型付けを施すと違いが良く分かります。牛革のほうが馴染みが圧倒的に良いので手に沿ってグラブが動いてくれます。さらに言えば「受球面」「背面」「平裏」に同じ素材を使っているグラブは型付けの柔軟バランスがきれいに整いますのでより型崩れしにくく良い状態を長く保てます。少々高価になりますが価格差以上の付加価値があると考えています。当店では天然皮革で作られているグラブを販売しています。

 

※少年軟式用グラブの販売は コチラ でも承っております。

 

 

 

【中学生の選手へ】

中学生になると野球のレベルがぐっと上がります。「どんな選手になりたいか?」「チームで自分はどういうプレーを求められているか?」など選手も野球に対する心構えが変わってきます。グラブ選びも周りの選手のグラブと比較したりして自分の好みが出てきます。中学生になったからといって一般用グラブ(大人用)を慌てて購入しなくても大丈夫です。特に中学1年生は体の成長もこれからという子が多いですので今使っている少年用グラブを使っても良いと思います。一般用(大人用)グラブを選ぶときは小さめの内野手用から選ぶのが良いでしょう。一般用グラブは特に安価な入門用から高価なものまで種類が大くなります。中学になれば打球も送球も速く強くなり、今まで以上にプレーの精度が求められます。耐久性があり手馴染みの良いハイクラスなグラブが望ましいです。最も体が成長する時期ですので細かな調整をしながら使っていくことが大事になってきます。
例えばミズノの「ゴールデンエイジ」、久保田スラッガーの「Mシリーズ」は手入れ部分が小さめ(JL~Sサイズ)に作られていて手の小さい選手でも非常に扱いやすいグラブです。中学生のために考えられたグラブです.。

 

ポジション別のグラブを考えるのは中学生からになります。「ポジションも決まっていないのでオールラウンド用を」というのは間違いではありませんが小さい内野手用、大きい外野手用などポジション別のグラブは様々なケースを考えて作られていますのでプレーしやすいのは間違いありません。自分の技術もあがりポジションがかたまったらそのスペシャリスト用グラブを考えましょう。

 

また中学で硬式野球を始める選手も多いと思います。軟式用と硬式用では使っている素材(革、ヒモ、グラブ芯など)が異なります。それは硬式ボールに負けない頑丈さが必要になるからです。硬式グラブ選びも体に合ったものを選ぶ点は変わりません。例えばこれまで使っていた軟式用グラブをサブグラブ(雨天用)として併用して使うとよりグラブが長持ちします。その際はウェブ周りのヒモを硬式用の丈夫なヒモへ交換しておくことをオススメしています。

 

※中学生以上(軟式用)グラブの販売は コチラ でも承っております。

 

※中学生以上(硬式用)グラブの販売は コチラ でも承っております。

 

 

【高校生の選手へ】

小学生・中学生から野球をはじめた選手にとってまずはココ(高校野球)を目標に頑張ってきたと思います。体も出来上がってきてプレーもより激しくなり、練習量も増えますのでグラブ2個持ちを考えても良いと思います(例えば自分の目指すポジション用のグラブの他にトレーニンググラブを一つ持っておくなど)。グラブはヒモ切れなど修理しながら使っていくものです。修理に出している間はサブ用のグラブがあると何かと助かります。

 

硬式グラブにとって大事な材料のひとつに「グラブ芯」といわれる素材があります。復元力が高く良い芯材は原価も高いためグラブの価格差にあらわれます。各メーカーのハイクラスモデルが高価な理由は使用する革材の他に芯材であることが多いです。良い芯を使ったコシのあるグラブは手の動きに忠実についてきてくれますしボールに負けない強さがあります。ヘタレにくく型崩れしにくいというのは半年、1年、2年と使っていくうちにその差が歴然とあらわれます。

 

ゲーム用と考えるグラブは是非とも良いものを良い状態で使ってもらいたいと思います。日々のお手入れはくれぐれも怠らないこと。そして少年時代から憧れ目指してきた高校野球で自分の持てる力を存分に発揮して下さい。

 

 

【草野球ユーザーへ】

趣味で草野球、草ソフトボールをしている選手には「自分らしさをアピールできるグラブ」をおすすめします。ポジションに拘ったグラブ、デザインやカラーの気に入ったグラブなど使っていて気持ちの良いグラブがモチベーションをあげてくれます。

 

「オーダーグラブ」もおすすめです。大きさやデザインを自分好みに作れて、学生時代にはルール上出来なかった刺繍なども入れられますのでプロ野球選手のようなグラブが出来上がります。高価にはなりますが学生のようにがっちり練習する機会は少ないので調整・修理をしながら5年~10年は十分使えます。最近ではボールが変わったこともあり硬式グラブを購入する草野球ユーザーも増えています。

 

「オーダーグラブ」の製作方法などは 「オーダーグラブを作る」 をご覧下さい。

 

 

 

 

 

 

メーカーより取り寄せにてご用意も可能です。メーカー名、商品名(品番)、カラーなどをご連絡下さればメーカー在庫状況をお調べしますのでお気軽にご連絡下さい。当店宛にメールを送るには コチラ